『隣人のゆくえ』梅光開学145年上映を終えて(上巻)

 『隣人のゆくえ』はこれまでと違い上映後に沢山の方が感想を伝えに来てくれる。涙をポロポロと落としながら、それを恥じる様子もなく話される。

 自身のことを語りだす人もいる。「あのシーンが」と言ったまま言葉を失くす人もいる。「あの先生が泣くのを初めて観た」と言う方が泣いている。

 それは僕の作品の力ではないのかも。僕の作品は、あるいは幾つかの歌は、ただその人の奥にあるフタを開けただけなんだと思う。

 その人は、自分が閉じ込めた何かに触れて泣いたんだと思う。呼び醒ました自分に泣いているんだ。それが今日わかったこと。雨に打たれた素晴らしい日が暮れてゆく。

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